店主がZO-3を初めて手にしたのは割と最近で、2008年の中ごろのことでした。もう登場から20年近く経ったころです。
きっかけは、腰を傷めて静養中のころ、それまで愛用していた Les Paul が重くて持てなくなってしまった時、寝たきりに近い状態でも弾けるギターが欲しいとの思いがあって、入手したのです。
それまでは「ポータブル・ギター」自体に関心が無かったのですが、実際に手に取ってみると、なかなかのもので気に入ってしまい、いつの間にか、すっかり夢中になってしまいました。
何より、ベッドで上半身を起こしただけで、アンプにもつながず、手軽に弾けることがありがたかった! でもそのうちに、「もっと、こうしたい。」という欲求がいろいろ出てきて、具合がよくなると同時に、いろいろ考えていたアイディアを、実践に移し始めたのです。
幸いにも試作品は知人にも大好評で、単なる自己満足の改造ではなく、幅広く受け入れられるカスタマイズになる、手応えが得られました。
いたずらに“機能のてんこ盛り”を推奨することなく、安価で効果の高いメニューも用意して、ご予算に合わせたステップアップができるよう、心がけました。
アイディアに終わりはありません。これからもいろいろ考えてメニューを増やしてまいりますので、どうかお楽しみに。
<お知らせ>
比較的近年に生産された「中国製 ZO-3」「中国製 ZO-3 芸達者」につきましては内蔵アンプの基板が電池ケース底にあるため、カスタマイズ内容によって内蔵アンプ基板の移動が必要な場合がございます。ご相談により仕様を決めたく思いますので、何卒よろしくお願いいたします。