Studio楽庵(スタジオ・がくあん)は、修理と中古楽器(エレキギター、ベース、関連機材)の販売・カスタマイズを行っている工房です。
清掃・点検に留まらず、劣化した部品は交換したうえで全体を調整し、新品と変わらない、あるいはそれ以上の性能をお約束しています。
Studio楽庵では、確実な仕様・性能と扱いやすさにこだわります。
スタンダードと称される楽器や機材たちが、なぜそういう評価を得られたのかをいつも考え、どんな些細なことであっても、プレイヤーから信頼されるエッセンスとして採り入れるよう、心がけます。
ジャパン・ヴィンテージと称される、1970~90年代の日本製ギターには、プレミアのつく著名なギター以外にも、つくりの良いモデルがたくさんあります。また今となっては貴重な木材も多く使用されています。
有名・無名に関わらず良いものを紹介し、あるものはカスタマイズして特徴を持たせて行きたいと考えています。
長らく「不可能」とお答えしてまいりました、待望のフロントピックアップ搭載が現実のものとなりました。ご要望いただいたお客様におかれては、大変お待たせいたしました。試作を繰り返し、ようやくオーダー可能な仕様がまとまりました。写真をクリックしてお進みください!
※写真は試作品です。
※写真をクリックするとページにリンクします。
最初期型の仕様ではふたとボード部のロック機構が樹脂一体型であったため、経年劣化で破断してしまいます。これは金属製の“パッチン錠”に交換することで修理できます。諦めないで!
※タイトルをクリックするとページにリンクします。
トレモロユニットの代替品が入手できました!もちろん Floyd Rose の
正規ライセンス品です。ただいま試作を進めておりますので、もうしばらくお待ちください。
※試作品が出来上がりました!オーダー受付も再開しました。
※写真をクリックするとページにリンクします。
※各写真をクリックするとページにリンクします。
リスペクト@ハンドメイドプロジェクト
ー自作エフェクター・温故知新ー
店主が学生時代から今日に至るまで愛読し、絶大な影響を受けた製作書のひとつに「ハンドメイドプロジェクト/大塚明著」が、挙げられます。Ver.1~3
まで刊行されており、今日でも入手可能な、エフェクターや機材の自作を志す方必読の、貴重かつ懇切丁寧な製作書です。店主の得手とするモデファイで、久々にこの製作記事に紹介された機材のカスタマイズに、挑戦してみました。
年に何回ご紹介できるか分かりませんが、「自作もまた楽し」の雰囲気を多少なりともお伝えできれば嬉しく思います。
第二回:ミニミキサー
第三回:新映 Fuzz Box FY-2 NEW!
※この製作書「ハンドメイドプロジェクト」は、書店での入手ができま
せん。入手方法は、本文にてご紹介しております。クリックすると、
ページにリンクします。
Pignose 7-100(ピグノーズ 7-100)
修理・販売・カスタマイズ 承ります!
Pignose 7-100R Mod. The Hong-kong Blues 販売中!
香港製のリイシュー・ピグノーズ 7-100R を大胆にカスタマイズ。
ブーストスイッチ、マスターボリューム、トーンコントロールをはじめとする機能追加と、ジャック、ボリューム、トランジスタ、配線をはじめとするマテリアルの変更で、ヴィンテージ品(レッドラベル)には無い多彩な音色と用途を狙ったアップグレードを施しております。
ズ太く厚みのあるディストーション、クランチ、クリーンが、お好みの音量で楽しめます。併行生産は行わず、1台に向き合って完成まで丁寧に心を込めてハンドワイヤリングした逸品です。ぜひお試しください。
※在庫完売につき現在受注生産になりました。納期 半月~一か月です
※中古品ベースのため、筐体や金具に傷やサビがあります。
BOSS PSM-5 モデファイ&リフレッシュ 始めました!
2018年の秋ごろにはスタンバイできていたのですが、諸事情で先送りになっていました。
BOSS PSM-5 は、既に廃品種になって久しいですがシンプルでクセのないバッファーの音質が尊ばれ、今日でも愛用者が多いと聞きます。
近年はさすがに生産中止から20年以上が経過したことによって、端子類の酸化や電解コンデンサの劣化が心配されるようになりました。
これらのリフレッシュをはじめ、追加機能として「可変ゲイン」を設けました。PSM-5 の機能アップや末永く愛用されたい方にお勧めです。
※写真をクリックするとページにリンクします。
Fernandes ZO-3P “レゲエスペシャル” いかがですか!
※売り切れました。ご購入ありがとうございました。
“便利で使える小物たち” はじめました!
ダンボールを素材に、工場や工房で見かける箱形のギタースタンドを作ったことがありました。
→ 今も現役で活躍中!
製作当時の過程を撮影したデータが出てきましたので、工作方法を併記して公開します。
ご興味のある方は、ぜひトライしてみてくださいね。写真をクリックすると、記事に飛びます!
※現在は宅地化+区画整理されており、失われた風景となりました。
2017年11月初頭のこと。所用があって、自転車で西武新宿線の小平駅方面へ出かけたとき、新青梅街道から小平霊園を横切ってバイパスしたのですが、黒目川の幻の水源と言われる「さいかち窪」からこんこんと水が湧き出ているのに遭遇しました。
何回もここを通ったことはありますが、水流を見たのは初めてです。
約束の時間まで僅かに余裕があったので、夢中で写真を撮りました。
普段、水流の見られる流路は、枯れて山道のようになっています。
おそらく武蔵野台地が緑で覆われていた古(いにしえ)は、枯れることなく泉が湧き、古代人や動物たちの恵みとなっていたことでしょう。
きっと例年の何倍もの降雨があった10月の天候が、途絶えていた湧水を一時的にせよ復活させてくれたのですね。長雨続きには私生活にも迷惑を被りましたが、こうした現象への遭遇には感謝しています。
2019年10月中旬。2年前と同じ用があって、「さいかち窪」の再訪を試みました。台風15号・19号と関東地方への相次ぐ上陸で、その被害の大きさに心が痛みましたが、一方でもたらす雨水は、武蔵野の枯れた水源を甦らす作用もあったことを思い出したからです。
2年前の訪問では湧き出した水が豊かにとうとうと流れ出していましたが、今日の様子では未だ湧き出したばかりの若い流れに見えました。
左の写真では、雑草が茂っていたところへ急に流れが出来たように見えますし、右の写真でも流れ始めて間もないように見えます。
2年前と同じようにさいかち窪の樹林に分け入ったのですが、その時と違って雑木や雑草の剪定が入っておらず、すごい藪になっていて、思うように水源の写真が撮影できませんでした。
代わりに散策路に掛かっている小さな石橋からの、流れの様子をご紹介します。
本当は大雨がもたらす水源の復活より、古代と変わらぬこんこんと湧き出す水源の方が良いに決まっています。開発で失われた森林を取り戻すことも、異常気象を抑制する役割の一つと信じています。