パワースイッチの破損や接触不良。電池の液漏れや電池スナップ断線。
小さなトラブルから、使うほど楽しくなる盛りだくさんのカスタマイズまで、責任もってお預かりします。先ずはご相談ください!
*ピグノーズ・ギター カスタマイズ 準備中!
ZO-3 のカスタマイズはあってPignose PGG のカスタマイズは無いの? というお問い合わせをいただくようになりました。
そこで遅まきながら検体を1本入手し、ここに研究を始めたことを宣言いたします。乞ご期待!
<お品書きの下書き>
①トーンコントロールの増設
②エフェクト センド&リターン
③内蔵アンプのゲインコントロール
先ずはこのあたりから試作したいと考えています。お楽しみに!
*ピグノーズ・ギター カスタマイズ 開始!
上記を書いて以来、早や半年。
サボってんじゃないの? との声もささやかれるなか、水面下では試行錯誤が続いていました。
何せ PGG はコントロール部のキャビティルーティングがタイトで、殆ど遊びがありません。
ZO-3 もタイトでしたが、その上をいく制限がプラスされたなか、どのメニューが効果的かをあれこれ試しながら、ようやく 2つのメニューをご紹介できるようになりました。
<お品書き>
①トーンコントロールの増設
むやみにボディをルーティングすることは避け、写真のとおり出力ジャックの脇にポットを取り付けました。
ここは元々ヘッドフォンジャックのあった場所ですが、それは機能を残すためスピーカーのバックプレートに移設して解決しました。
加工料:4,000円~ 部品代込、消費税別
※ノブの選択によって価格が変わります。
②エフェクト センド&リターンへの改造(外観は変りません)
外部のエフェクター等を経由したサウンドを内蔵アンプで楽しめる
ZO-3 では既に定番となったカスタマイズです。
ディストーションをはじめ、コーラスやディレイなど、お手持ちのエフェクターを通すことで、「これがPGGの音か!」と驚くほど、内蔵アンプから豊かなサウンドが飛び出します。
センド&リターンに必要な、特殊ケーブルが付属します。
加工料:5,000円~ 部品・ケーブル代込、消費税別
③内蔵アンプ基板@特製品への交換(外観は変りません)
PGG に装備されている内蔵アンプは、いわゆる “386系” と称され
る、ミニアンプを代表する回路が採用されています。
店主が別項でご紹介した「自作ミニアンプ」もその一族です。
これをZO-3 の旧仕様で使用されていた、オーディオ用パワーアン
プIC を使用した内蔵アンプへの交換はいかがでしょうか?
このアンプは(回路の話です)IC に入る前に、トランジスタのプ
リアンプでギターアンプらしい音色へのチューニングを経ています
ので、内臓アンプとしては割とクリアで艶やかな良い音がします。
欠点ではありませんが歪みにくくなりますので、PGG 特有のフル
ボリュームでの歪が気に入っている方には向いていないかもしれま
せん。センド&リターンでエフェクターの音を優先に内蔵アンプの
音を楽しまれる方には、ぴったりのカスタマイズです。
加工料:6,000円~ 部品代込、消費税別
<トピックス!> PGG から 7-100R の音が!
エフェクト センド&リターンを搭載したことで、Piggy In A Box の接続が可能となり、名実ともに PGG からあのピグノーズサウンドが楽しめるようになりました。7-100R アンプは基板も大きく消費電流も多く、ポータブルギターである PGG への内蔵は不可能に近いでしょう。
しかしその心臓部を同じくするエフェクター Piggy In A Box は、見事に PGG をピグノーズアンプに変身させてしまいました!
同様の効果は、もちろん オリジナル 7-100(レッドラベル)やリイシュー 7-100R(ホワイトラベル)のインプットとプリアンプアウト間に、エフェクト センド&リターンを使うことでも得られます。
しかしその場合は、アンプ本体のスピーカーからも同時に音が出てしまうことが、Piggy In A Box を使う場合とちがいます。
<Piggy In A Box >
Pignose 7-100R の機能をダウンサイジングしたエフェクター。
アンプにつなげばディストーションまたはプリアンプ。スピーカーをつなげば Pignose 7-100R になってしまう※)という優れもの。
※)厳密にはスピーカーやエンクロージャー等にちがいがあるため、
7-100R とまったく同じサウンドにはなり得ません。